仕事

ゲーミフィケーションとは? 今すぐできる、仕事や学習を楽しむためのポイントを徹底解説!

モブ太
モブ太

最近、仕事が単調に感じてモチベーションが上がらないんだ。

何かいい改善策はないかなぁ…。

ぜろぱち
ぜろぱち

ゲーミフィケーションを取り入れてみませんか?

これを知ると、仕事をゲーム感覚で楽しめるようになりますよ!

あなたは日々の仕事や学習が楽しいと感じますか?
もしそうでないのであれば、ゲーミフィケーションという手法を取り入れてみることをおすすめします。 

ゲーミフィケーションは、ゲームの要素やデザインをビジネスや日常生活に取り入れることで、ゲームのようにモチベーションやエンゲージメントを高める手法で、徐々に注目を集めています。 

「仕事をゲーム感覚で楽しむ」という言葉に違和感を感じる人も多いかもしれません。
しかし、実はゲーム感覚を取り入れることで、日々の仕事や学習を少しでも楽しく、効率的にこなすことができます。 

この記事では、ゲーミフィケーションの背景やその効果、取り入れる際のポイントについて、詳しくご紹介します。

1. ゲーミフィケーション発展の背景

近年におけるゲーミフィケーションという言葉の発展には、ガートナー(Gartner, Inc.)が大きく関係しています。 ガートナーは、米スタンフォードに本社を構える世界最大規模のITリサーチ企業です。 

ガートナーが2011年に発表したハイプ・サイクル(Hype Cycle)によって、ゲーミフィケーションは急速にビジネスや教育業界で注目・導入されるようになりました。 
ハイプ・サイクルとは、ガートナーが毎年発表している、テクノロジーやそれに関するトレンドの認知・成熟度を視覚的に示した曲線グラフのことです。

2. ゲーミフィケーションの定義

ゲーミフィケーションとは、ゲーム以外の分野に、ゲームの要素やメカニズムを適用することを指します。 
英単語の「Gamify(ゲーム化する)」を名詞にしたものが「Gamification(ゲーミフィケーション)」であり、「ゲーム化」と訳されることもあります。 

また、ここでいう「ゲーム以外の分野」は、例えばビジネスや教育、「ゲームの要素やメカニズム」は「ユーザーを楽しませる、夢中にさせる要素」と捉えることができます。 

モブ太
モブ太

なんとなく、ゲーミフィケーションって言葉があるのはわかったよ。

でも、このゲーミフィケーションを取り入れることによって、どんな効果があるの?

ぜろぱち
ぜろぱち

ここからは、ゲーミフィケーションを取り入れることで生まれる効果や、その具体例について見ていきましょう。

 

3. ゲーミフィケーションの効果

日々の仕事にゲーミフィケーションの要素を取り入れることによって、主に次の3つのような効果が期待できます。 

3-1. モチベーションの向上

まず、ゲーミフィケーションを導入することによって得られる最大の効果としては、 何よりもモチベーションの向上が挙げられます。 

仕事や学習などの日常的な活動は、モノトーンで単調なものになりがちです。 
しかし、ゲーミフィケーションによって、それらの活動をゲームのように楽しめるようになります。 

3-2. 生産性の向上

また、ゲーミフィケーションの導入は、生産性の向上にも繋がります。
ゲーミフィケーションによって、面倒な作業や習慣化が苦手な人でも、楽しむことで成果を上げることができるのです。 

例えば、ゲームアプリのようにタスクをクリアしていく感覚や、クリア報酬の要素が仕事に活気を与え、効率的な作業を促します。 
加えて、ゲームの中では、他のプレイヤーと競い合ったり、協力して目標を達成したりすることが求められます。 

これと同じように、ゲーミフィケーションの導入は、競争や協力の要素を取り入れることに繋がり、チームワークや協力意識を高めることもできます。 

3-3. 成果の可視化とフィードバック

さらに、ゲーミフィケーションによって、参加者の成果や進捗を可視化することができます。 

例として、健康管理アプリで歩数を記録することで、自身の健康状態や、目標の達成状況を可視化することができます。
これによって、ポイントやランキング、レベルアップなどの仕組みを通じて、自分の成果を実感することができます。 

加えて、成果に対するフィードバックを受けることで、自分の成長を改めて感じることもできます。  

4. ゲーミフィケーションの具体例

ゲーミフィケーションの具体例を見ることで、その効果や魅力をより詳しく理解することができます。
以下に、いくつかのゲーミフィケーションの具体例を紹介します。  

4-1. ポイントやランキングの導入

例えば、会社の業績を競わせるためにポイントやランキングシステムを導入することで、社員のモチベーションを高めることができます。 
業績が上位の社員には報奨金や特典を与えるなどの仕組みを作ることで、競争心を刺激し、成果を上げるように促すことができます。   

4-2. レベルアップやアバターの導入

学習の場でのゲーミフィケーションでは、レベルアップやアバターの導入が有効です。 

例えば、学習の進捗や成績に応じてレベルが上がり、新たなアバターやアイテムが手に入るようにすることで、学習のモチベーションを高めることができます。 

また、アバターを自分好みにカスタマイズすることで、参加者の興味や関心を引きつけることができます。  

4-3. クエストやミッションの導入

仕事や学習において、タスクをクエストやミッションとして設定することで、参加者の興味を引きつけることができます。 

例えば、プロジェクトの進行状況をクエストとして設定し、クリアするためにはチームで協力しなければならないといった状況を作ることで、参加者の協力意識やチームワークを高めることができます。  

モブ太
モブ太

ゲーミフィケーションを取り入れると、色々な効果が期待できるのがわかったぞ!

興味が出てきたけど、自分たちでうまく導入できるかなぁ…。

ぜろぱち
ぜろぱち

それでは、実際にゲーミフィケーションを導入する際に意識するとよいポイントについて、解説していきましょう。

5. ゲーミフィケーション導入時のポイント

これまで、ゲーミフィケーションの効果や具体例を紹介してきました。
 では、実際にゲーミフィケーションの導入を検討する際には、どのようなことに気を付ければよいでしょうか?

ここでは、ゲーミフィケーションを導入する際に意識した方がよいポイントを紹介します。
 ゲーミフィケーションを導入する際には、以下4つのポイントに意識を向けることが重要です。 

5-1. 目的を明確にする

まずは、ゲーミフィケーションの導入目的を明確にすることが重要です。

例えば、社内のコミュニケーション促進や業績向上など、具体的な目的を設定しましょう。
目的が明確であれば、次のステップに移りやすくなります。

5-2. ゲーム要素を選定する

次に、どのようなゲーム要素を導入するかを検討しましょう。

これには様々なものが考えられますが、一例としては、ランキングやポイント制度、バッジやレベルアップといった要素が考えられます。
社内や学習環境に合わせて、適切な要素を選定しましょう。  

この時、ユーザビリティ(使いやすさ)を意識することがポイントです。

 取り入れるゲーム要素は、使いやすくわかりやすいものでなければ意味がありません。
あまりにも複雑な要素を導入してしまうと、かえって逆効果になってしまいます。 

 ユーザビリティを考慮した上で、導入するゲーム要素はシンプルなものになっているとよいでしょう。  

5-3. 目標とクリア報酬を設定する

また、ゲーミフィケーションでは、目標達成や成績優秀者に対して報酬を与えることが一般的です。 
ゲームの目標達成やクリア報酬のように、仕事や学習にも目標とクリア報酬を決めて、モチベーション向上に繋げましょう。 

ただし、報酬の種類や与え方には注意が必要です。特に社内で導入する際などは、適切な報酬制度を構築するために、会社のニーズや文化などを考慮しましょう。 

5-4. チームでの協力・競争を促す

そして、ゲーミフィケーションでは、チーム競争を促す要素を取り入れることが効果的です。
チームメンバー同士の競争心を刺激することで、生産性の向上だけでなく、チームワークの強化や、チーム同士での競争意識の向上も期待できます。 

注意点として、競争度合いのバランスには意識を配りましょう。 
競争が過剰になってしまうと、チーム内の摩擦を生む要因になりかねません。適切なバランスを考えながら導入しましょう。 

モブ太
モブ太

なるほど、意識するといいことが理解できたよ!

これなら、毎日の仕事や勉強にも生かすことができそうだ!ありがとう!!

ぜろぱち
ぜろぱち

それは良かったです!

皆さんも、ぜひゲーミフィケーションを取り入れて、生産性を高めてみてください!

 

6. まとめ

ゲーミフィケーションは、ゲームの要素やデザインをビジネスや日常生活に取り入れることで、モチベーションやエンゲージメントを高める手法です。 

ゲームのように楽しみながら働くことができ、モチベーションを高めることができます。
加えて、競争や協力を促す効果もあり、チームワークや協力意識の醸成にも繋がります。 

面倒な作業や習慣化が苦手な人でも、ゲーミフィケーションによって、楽しみながら成果を上げることができるようになるのです。

また、日々の仕事や学習に無理なくゲーミフィケーションを導入するためには、ユーザビリティの向上やバランスの調整が大切です。
そうすれば、参加者の生産性や成果は大きく向上するでしょう。 

あなたも、ゲーミフィケーションを取り入れて、日々の仕事や学習に効果的に取り組んでみましょう! 

参考

Gartner's 2011 Hype Cycle Special Report Evaluates the Maturity of 1,990 Technologies, Gartner UK Ltd, Story - Pressebox

-仕事